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感動の第1回 はじめてのマラカス |
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| はじめに
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古くから諺にも「マラカス3年ギロ8年」註1といわれるように、キューバ音楽において非常に重要な位置を占めるのがマラカスという楽器です。辞書をひくと「maraca : マラカ。木の実の一種。(複)マラカス[乾燥したひょうたんなどの中に小石などを入れて柄をつけた打楽器]」とあります。2本1組なんで複数形です。英語の辞書にも載っていますが、スペイン語です。 しかしながら現在の東京アマチュア・ラテン・シーンを見渡してもマラカスを振る人はそう多くはありません。コンゲーロ註2やボンゴセーロ註3のほうがよっぽどそこらに溢れています。なぜでしょうか、答は簡単です。そっちのほうが派手で面白そうだからです。しかもマラカスには教則本も参考ビデオもほとんど存在しません。教則ビデオの中で唯一救いとなるのは立東社の出している「ラテン・リズム・コンビネーション」註4ですが、これとてもマラカスの奏法をフィーチャーしている訳ではありません。 このように、マラカスを志す者にとってはいささか状況はシビアなようですが、マラカスという楽器には、他に代え難いいくつかの優れた点があります。
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| マラカスの利点
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キューバの打楽器の中で一番小さい註5 仕事・学校帰りの練習などでもOK!
持ち運びがキくのでどこでも練習できます。昼休みにトイレの鏡の前などで練習すれば、時間繰りに悩むアナタもみるみる上達!! 自転車でスタジオに通えます。練習中に駐禁の心配をすることもありません。集中して励んでください。
めだてる マラカス振りはバンドの中ではフロントに立ちます。サルサのオルケスタなどといって15人位の大所帯になると、特にホーンセクションなぞは誰が誰だかわかりません。とかくラテンの業界、人の掛け持ち・入れ替わりが激しいので、どんなにカッコいいソロをかましたところで、ライヴが終わった頃にはヨソの誰かとごっちゃにされていることでしょう。その点、マラケーロは、ボーカルに並ぶバンドの「顔」として君臨することが可能です。なんと魅力的なポジションなのでしょう。 経済的 どんなに高いマラカスでも1セット1万円前後で購入できます。ボンゴから始めようとしても2万は下りません。コンガなんていったら2本そろえて5万はかかります。日本で買わなければ別ですが。 カラオケスナックでの時給が100円高くなる マラカスもしくはタンバリンの達者な人には、能力給として100円が上乗せされるそうです。
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どうですか。これだけでもマラカスという楽器の持つ魅力にクギヅケになったことでしょう。それではいよいよ次回から具体的な奏法について触れていきたいと思います。Hasta pronto!
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註1
: 「、コンガ13年」と続く場合もある。註2 : conguero、コンガを叩く男の人のこと。女性だったらcongueraになる。 註3 : bongocero、ボンゴを叩く男の人のこと。サルサやキューバ音楽の編成の中ではカンパナ(campana、ボンゴ・カウベルともいう)も担当。 註4 : Orquesta del solのリズム・セクションが、カリブ海のリズムのコンビネーションを基礎から、非常に分かりやすく解説してくれる名ビデオ(右写真)。音楽映像ビデオとしても楽しめる。4800円(税込)。 註5 : 注意深い読者ならばクラベスがあることに気付くだろう。 |
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