西夏のCUBA自転車日記

■知り合いであるかどうかは関係ないこと

■純粋な好奇心を持っていること、そして人に干渉してくること

■噂社会

■マチスモ−Machismo(男性優位主義)

■医療費タダ

■結婚観

■発明家の国

 

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噂社会

 ここキューバではもともと人々がチスモーソChismoso(噂好き)である上に、テレビ・ラジオ・新聞といったメディアが国営で、流す情報も、うまくいえませんが同じトーンであるためか、日常のおしゃべりの中の噂というのが一つの大きな情報源となっています。その噂というのが近所の誰それがくっついただの別れただのというものから、どこの店では安売りをしているとか今のヤミの卵の値段はいくらいくらだというもの、また親しい仲間内では政府がいついつに変わるというものまで様々で、前述の通り会う人会う人といろいろ話をするので今では一つのメディアになっていると言ってもいいでしょう。ただこのおしゃべりメディアにおいては国が発表しない情報も聞ける反面、聞いた瞬間に嘘だと思うようなまゆつばものの話も多く、実際1995年8月まだ公的な両替所が出来る前、ドルとペソのレートが噂で決まっていた頃に1ドル=25ペソだったレートが「政府が明日には1ドル=5ペソに変える。」という噂が流れ、それによってドルの価値がどんどん下がったという出来事がありました。(ちなみに現在は公的な両替所があるのでこのような事は起こりません)。

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キューバ・ペソ(peso cubano)の紙幣

 私もこの噂というものは一応は聞いておきますが、自分の目で見るまではなかなか信じません。ちなみにここに書いていることにはこの噂で聞いた話がたくさん含まれています。それらの話を人に話す時は私はくどいくらいに「〜らしい。」とつけ足します。

 こういった噂の他にもキューバ人は冗談が好きで笑うのが好きで根っから陽気です。日本でもテレビのニュースで流れている通りこの何年間かのキューバ人の生活は本当に苦しいです。最近は少し持ち直してきていて、数年前の一番ひどい時期をよく乗り切ったと思いますが、あの苦しい生活を乗り越えられた理由の一つはこの人々の明るさだと思います。気質として楽天的で「まあ何とかなるさ。」と思うからだと思います。これが日本人だったらもっと深刻になり、さらに暗い数年間となっていたでしょう。でも日本人だったらそこを努力と工夫で乗り越えただろうと思います。どちらがいい・悪いというのではなく、両国民の気質の違いだと思います。