西夏のCUBA自転車日記

■知り合いであるかどうかは関係ないこと

■純粋な好奇心を持っていること、そして人に干渉してくること

■噂社会

■マチスモ−Machismo(男性優位主義)

■医療費タダ

■結婚観

■発明家の国

 

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マチスモ−Machismo(男性優位主義)

 キューバでは女の人が道を歩いているとすれ違いざまに男の人が、年齢に関係なく「ごにょごにょ」と何か言って来ます。これはピローポ(piropo)といわれるもので「君はかわいいね」「なんて美しいんだろう」「ハバナ市の中で一番素敵だ」などいろいろバリエーションがあります(ちなみに昔テレビのニュースで街頭アンケートでピローポについてどう思うかときいたところ、アンケートをとった女性全員が「うれしい」「悪い気はしない」と肯定的に答えたそうです)。このようなすれ違いざまのほめ言葉にはじまって、ここでは男性が女性に対してとても優しくします。これはマチスモの一つの現れで、辞書には男性優位主義とあり、もともとの発想は「男性の方が優位だから女性にはやさしくしてあげなければならない」というものかもしれませんが、ここではどうしても女性優位主義に見えてしょうがありません。ここの男性は女性が荷物を持とうとすると「あ、僕が」、と言って持ってくれる、バスから降りる時には手を貸してくれるなどこちらが申し訳なくなる程よくしてくれます。道を歩いていてもよく太った女の子を自転車の後ろに乗せた痩せた男の子が汗だくだくになりながらこいでいるのを見かけます(これがお互いの体型を助長するという話もあります)。

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バス乗り降りの風景。トレーラーで引っ張る巨大な「らくだバス

 最初はその優しさに戸惑い気味だった私も今ではすっかり慣れっこになって、大きい荷物がある時にはまず持つふりをして誰かが「そんないけないセニョリータ」と寄ってきてくれると「まあ、そんな」とちょっと驚いてみたりして、ありがたく持っていただきます。でも本当にありがたいことです。これは、今でも「女性はかよわいから」と思ってやっている人もいるでしょうが、もう習慣となっていて大部分の男性は何も考えずに自然にそう動いているようです。ただ私のキューバ人の友人はいつか「重いカバンは僕が持ってあげる。そうでないと他の人が見て“あれはなんだ”と言うだろうから」と本音を語ってくれました。