西夏のCUBA自転車日記

■知り合いであるかどうかは関係ないこと

■純粋な好奇心を持っていること、そして人に干渉してくること

■噂社会

■マチスモ−Machismo(男性優位主義)

■医療費タダ

■結婚観

■発明家の国

 

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医療費タダ

 (教育費についで)もう一つ特筆すべきものに医療費があります。診察料・各種検査費はタダです。体の調子が少しおかしいなと思ったらすぐ医者に診てもらう事が出来ます。人口に占める医者の割合も高く、医師1人当たりの人口は203人となっています*(ちなみに日本は608人**)。となっています。この気軽さが長寿国キューバ(平均寿命76歳**)の一因であると思われます。

 ただし薬代は各自の負担となっていて、これを平均的な給料と比較してみると決して安くはありません。また医者に処方してもらった薬が薬局にないことも珍しくありません。以前体の調子を悪くしたときに医者に抗生物質と痛み止めを処方してもらい、薬局であっさりと「抗生物質はない。」と言われた時の途方に暮れた気持ちは忘れることができません。いくら痛み止めを買う事ができてもそれは病気の治療には何の関係もありません。結局私はパスポートの掲示を求められる、外国人しか買うことのできないドル払いの病院で抗生物質を買い、完治しましたが、もしキューバ人だったら痛み止めを飲むばかりで状態は良くならず、ただひたすら薬が薬局に届くまで待つしかなかったでしょう。今現在も薬品不足の状態は続いているようです。さらに最近、近所の大きな薬局には泥棒が入り、薬をごっそりと盗んでいったという噂を聞きました。それももうヤミで売られたことでしょう。

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ちょっとわかりにくいが、町で見かけた看護婦さん
こっそり撮られたのに気がついて照れていました

 キューバの医療技術は高いらしく、外国から治療に来る患者の数も多いそうです。今国営の観光会社グループは観光と医療を合体させた“医療観光”の分野に力を入れ始めています。特に眼科と移植の分野に強いそうです。

 

*『Revista Bimestre Cubana』Sociedad Economica de Amigos del Pais '96上期データ
**『データアトラス'95ー'96』同朋舎出版 データ