発明家の国
キューバで暮らしていておもしろいのは、元は同じ物だったものが手を加えられていろいろな別の物に変わっていたりするところです。例えば自転車。元は同じ中国製自転車だったものが、それにモーターを付けバイクになっていたり、さらにお手製のリヤカーを横につけ、サイドカーになっていたりします。これも物がなくて新しい物も変えないからの工夫なのでしょうが、そこにはどう見ても「しょうがない」という気持ちだけではない、これはもう絶対に楽しみながら作ったとしか思えない入れ込みようが見て取れます。

エンジン付自転車。エンジンかけるのにコツがいります
他にもたとえ壊れてしまったとしても何としても直して使われている物がたくさんあります。靴・車・自転車はもちろんのこと、テレビの画面が壊れてしまった場合にはコンピューターの画面を代用して再生させます。(そういう家のテレビは箱部分に比べ画面が小さくなっています。そして画面の色が白黒ではなく、緑黒となっています)。ライターもガスがなくなると町にガス詰め替え屋がいて、殺虫剤のガスを詰めてくれます。また旧市街の築何百年のアパートは天井が高いため、それを半分に区切って2階を作ったりもしています。もうなんでも自分たちで作り、直してしまう、あの器用さとパワーには感服させられます。

屋上屋を建てる… 家の屋上にもう1つ造られた手造りの"家"